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アマナデザインでは、2020年3月6日、海上保安庁の依頼に基づき「ドローンに夜海上浮遊油の採取手法について」の実証実験を行いました。
〈概要〉
・現在、海上浮遊油の採取方法として、モップ先に取り付けたガラスクロスで採取している。
・しかしながら、モップの長さが限られており、船艇からの採取、または岸壁、護岸など陸上から採取する場合、海面との高さ、距離が制限されるなど、採取には困難さや危険性を伴う場合が有る。
・ドローンでの海上浮遊採取が可能で有るか否かについて調査した。
〈主要検証項目〉
・ヒモの長さによる飛行への影響
・ヒモの長さによる油膜採取操作への影響
・油膜のドローン映像での視認性
・最大ガラスクロス搭載枚数
・ガラスクロス交換方法
〈結果〉
・高さ3mから垂らしたガラスクロスでの浮遊油採取はドローン本体からダウンウォッシュの影響を受けず、有効であると考える。
・仮に、浮遊油発見の場所が漁港内や岸壁からの距離が比較的近い位置であれば、陸行により到着時間が短縮されると共に、通報から採取までの時間も短縮され、浮遊油の蒸発なども抑えることが期待される。
・なお、ドローンが現場海域での風速、風力により飛行が制限されることに今後対策が必要である。
アマナデザインでは、今後も産業分野でのドローン利活用を促進するための活動を積極的に行なっていきます。事業における業務効率化でドローンの導入を検討されている企業様、是非ご相談くださいませ。